主なキャリアサポート

コミュニケーションを大切に、成長していけるしくみを整えています。

育成担当制度

新入社員には年の近い先輩がマンツーマンで付き、業務指導やサポートを担当

2way面談

年6回の上司との⾯談を通し、⾃⾝の⽬標や取り組みの共有を図りながら成⻑の⽅向性を明確化

教育体系について

入社時の新人研修、入社半年後のフォローアップ研修など、社会人として必要なビジネススキルを身につけるための研修はもちろん、設計基礎研修やCATIA研修など、一流のエンジニアとして成長するために基礎から実践まで学べる研修が充実しています。

HTFT独自の専門職資格制度

業務経験や能力に応じた役割をアサインするため、必要なスキルの基準を明確に設けています。年に1回の資格審査試験に合格すると、資格が認定され、次のキャリアステップを踏むことにつながります。

SS主任・班長クラス

  • ・担当分野の優れた技術・知識・技能を持っています。
  • ・その分野で高い業務遂行能力を発揮しています。
  • ・改善を行いながら担当分野の業務計画や調整を遂行します。
  • ・また、担当分野に関する技術を指導します。

PE/PAグループリーダー(係長)クラス

  • ・専門分野で高度な技術・知識・技能と高い業務遂行能力を持っています
  • ・専門分野だけではなく全社最適の観点から業務判断をします。
  • ・専門分野に関する技術を指導します。

CE/CAブロックリーダー(課長)クラス

  • ・専門分野の重要な技術課題に対する調査/研究/企画/立案/調整/実行の責任を負います
  • ・専門分野の状況変化を的確に分析/把握もしくは予見し、問題提起を行い、解決策を導きだします。
  • ・専門的な技術/知識を駆使し、新たな価値を創造することで自社の業績に貢献します。
  • ・担当専門分野の人材育成/スキルアップの責任を負います。

キャリアパス事例

ホンダテクノフォートは、エンジニアとしてさまざまな経験をしながらキャリアアップし、成長し続けていける会社です。3人の先輩社員のキャリアパスを紹介しますので、ホンダテクノフォートで歩むあなたのキャリアをイメージしてみてください。

Case1 電子制御システム H.S.(2017年入社)

四輪車の電動化に向け、今後ますます重要になるのが電子制御システム。新卒でブレーキ制御開発の部署に配属されてから着実に担当業務の幅を広げ、現在はチームをまとめる役割へ。マネジメント力を磨きながら、自身のキャリアアップに向けた挑戦を続ける。

電子制御システム H.S.

【学生時代】人の役に立つものづくりを目指し、システム生体工学を専攻

「人の役に立つ製品をつくりたい」と考え、工学と医学を融合したシステム生体工学科へ進学。機械工学や電気・電子回路、プログラミング、脳神経工学などを中心に学ぶ。HTFTはクルマという社会貢献度が高い製品を開発していること、若手社員が挑戦し活躍できる社風であることから入社を決意。

【入社】ブレーキ制御開発の部署に配属

クルマに関する知識がほとんどない状態から、配属後の新人研修、OJTを通して幅広い知識とスキルを習得。解析やテスト結果を資料にまとめる作業を担当する。開発中の機種の進捗をHondaに報告する「検証会」に参加した際、テキパキと対応する先輩方の姿に感銘を受け、ブレーキ制御のスペシャリストになりたい意志を抱くように。

【2年目】機種開発の副担当に任命され、幅広い業務を経験

ある機種のマイナーチェンジを行う機種開発プロジェクトでブレーキ制御の副担当を務め、業務の幅が格段に広がる。主担当である上司のフォローを受けながら、ブレーキのサプライヤーに対する要求書作成、検証会での開発進捗報告業務をメインで担当。ブレーキのセッティング担当や設計担当とのスケジュール調整なども自身が窓口となって行い、他部署と連携したプロジェクトの動かし方を学ぶ。

【4年目】フルモデルチェンジに向けた機種開発の主担当に抜擢

全世界で販売する機種のフルモデルチェンジに向けて発足したプロジェクトで、ブレーキ制御の主担当に任命される。開発全体を理解したうえでの進捗管理や、イレギュラーな業務が発生した際の対応を行う。難易度の高い業務をこなしながら、後輩の教育担当も同時にこなし、メンバーを育成しチーム力を上げることの面白さを実感。

【6年目】専門職資格を取得し、チームリーダーに昇格

人材育成の経験やチームビルディングのスキルなどを評価する社内試験に合格し、専門職資格であるSSを取得。VSA(横滑り防止システム)ユニットのチームリーダーに昇格し、ユニット全体をまとめつつ、機種開発の主担当業務を推進。ブレーキ制御のスペシャリストを目指しながら、メンバーの能力を最大限に引き出し、高いパフォーマンスを上げるチーム作りが今後の目標。

Case2 CAE解析(車体研究ブロック) A.S. (2013年入社)

安心してクルマに乗るうえで、強度開発はとても重要な分野。強度を専門にCAEのオペレーションを学ぶところから、開発中の新機種の研究プロジェクトリーダーを務めるまでに成長した。「100年に1度の自動車変革期」を迎えた今、効率的な開発を追求し奮闘を続ける。

CAE解析 H.S.

【学生時代】エンジニアへの道を見据え、農業環境工学を専攻

農業機械、生産システムなどにフォーカスし、農業を工学的な観点から学ぶ。エンジニア系の仕事に就く親を見て育ち、「自分もそうなりたい」と将来像を描いていたことから、開発業務を中心に就職活動を行う。HTFTの会社説明会で、開発している分野の幅広さや先輩従業員のスキルの高さを感じ、自分もここで成長したいと考え入社。

【入社】シミュレーションでテストを実施するCAE解析の部署に配属

開発業務の中でも強度CAE担当として、シミュレーションソフトを用い、四輪車に求められるあらゆる強度のテストを行う。OJTで先輩の指導を受けながら、CAEのオペレーション業務や材料力学などを学ぶ。学生時代に材料力学の基礎を学んだものの、業務で必要な分野とは直結せず、CAEの知識もなかったため、すべてがゼロからのスタート。

【3年目】SSに昇格、アウトソーシング立ち上げのためベトナムへ

ひと通りの業務が身につき、後輩も入ってきた中で、チームとしていかにタスクを回すか意識して仕事をするように。将来的なキャリア形成に向け、専門職資格のSSを取得。別軸ではCAE業務のアウトソーシング立ち上げのため、ベトナムへ約2ヶ月間の海外出張を経験する。言語や文化の違いを乗り越え、コミュニケーションの図り方を学んだ。

【5年目】フルモデルチェンジの機種開発で、強度開発の主担当を経験

さまざまな機種の解析を部分ごとに行う役割から、強度開発の主担当として、ひとつの機種の強度を総合的に担保する役割へシフト。脇役から主役に転換したことで、領域やチームを超えたやりとりが増え、なかでも設計担当との連携が強化される。他部署の動きを把握しながらの開発は専門外の知見が広まり、自身のやりがいにも繋がった。

【9年目】新機種の研究プロジェクトリーダー(PL)を担当

強度だけでなく、乗り心地や商品性までをトータルで担保する「研究PL」に就任。入社時に漠然と「クルマの開発ってこんな感じかな」と想像していた仕事に、まさに辿り着いたと実感する。開発中の新機種は既存モデルよりも手がける領域が広く、課題も山積する一方で、量産化できた際にはこれまで以上に大きな喜びが待っていると期待して業務を進めている。

Case3 設計(戦略推進ブロック) U.S. (2004入社)

CATIA未経験から転職し、会社の成長とともに歩みながら着実にキャリアを重ねる。目指すべきリーダー像として慕われる存在。管理職を務める現在は複数の機種開発のPLを兼任し、会社の将来を担う若手従業員の育成にも尽力する。

設計 H.S.

【前職】新卒入社で5年間勤務した金属加工の会社から転職

船乗りになる夢を描き船舶工学を学んでいたが、地元・栃木で就職することになり、その道を断念。金属をプレス加工する会社に就職し、お客様から製作を依頼された部品の図面を見て、加工を担当する部署の割り振りや納品まで管理する業務を担当。そのなかで、「生産側に配慮した図面作り」への挑戦意欲が湧き、HTFTへ転職。

【入社】図面を描く仕事を希望し、ブレーキ設計の部署に配属

ブレーキ部品をCATIA上で組み立て、部品メーカーに試作品を依頼する業務を担当。それまでCATIAを使った経験はなかったものの、研修と実践でスキルを身につける。ブレーキとしての機能に問題がないか、効率的な量産が可能かを意識して設計を行い、自分が描いた図面が形になることにやりがいを実感。

【12年目】ブレーキ設計のグループリーダーに昇格

社内の職位がPEに昇格し、ブレーキ設計部門のグループリーダーに就任。従来の設計業務に加え、13人のメンバーをまとめる役割を担う。メンバーの自主性を尊重しながら、チームワークを維持向上させるためコミュニケーションを図る。トラブル解決をはじめとした非定型業務にも対応し、チームを影日向で支える。

【15年目】シャシ部門のPLに抜擢

ある機種のマイナーチェンジを行う機種開発プロジェクトで、シャシ部門を担当するPLに任命される。取り扱う部品の範囲が広がり、タイヤ、ホイール、フューエルなど、他グループに所属するメンバーを横断的に動かしてプロジェクトを進める。従来よりも幅広い知識とコミュニケーション力、突破力が求められるように。お客様によりよいクルマを届けたいという意識も芽生える。

【17年目】2機種のPLを兼任しながら、若手PLのアドバイザーに

管理職であるCEに昇任し、2機種のPLを担当。2機種はそれぞれグローバル展開されるモデルのため国ごとに仕様を変える必要があり、全部で10パターンの機種開発を抱える。多くの業務を捌く傍ら、自身の経験を活かし若手PLにアドバイスを行う。思い通りにならないことも面白く、解決するたび経験値が上がることにやりがいを感じる。